推薦!ぼくは明日、昨日のきみとデートする
今回、月光堂書店が推薦したい小説は「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(七月隆文/2004年)。
一目惚れから始まる京都の大学生の恋物語、
しかし、真実を知った時、それは悲しくもお互いを思う愛に満ちた物語になる。
登場人物の思いや感情が出ていて気持ちが締め付けられてしまう。
・内気な美術大学生、南山高寿
・秘密を持つ、福寿愛美
恋愛小説であり、もう一つの要素を持つ本作。
二人が初めて会った時、福寿愛美は涙をこぼすのだけど、その涙の意味を知った時、このタイトルの意味が理解出来て、愛しくも悲しい物語の世界に入ってしまうでしょう。
こんな恋愛小説は読んだことがない!
時間という悲しいさと大切さを感じさせる小説です。
2016年には映画になりました。
二人の表情、気持ち、もの凄く良いです。
京都が舞台というわけで、鴨川や伏見稲荷大社など京都の名所が出てきます。
小説•映画の舞台を散策してみるのも良いですね。
まだ読んでない方、観ていない方、小説から読むか、映画から観るか…どちらからあなた次第です。