推薦!海がきこえる
今回、月光堂書店が推薦したい小説は「海がきこえる」(氷室冴子/1993年)。
2年前のあの夏の日へ戻って行く。
高知・夏・17歳。
・等身大の高知の高校生、杜崎拓
・東京からの成績優秀な転校生、武藤里伽子
・杜崎拓の親友、松野豊
高知の進学校から東京の大学に入学した杜崎拓を待っていたのは、高知の大学に進学したはずの武藤里伽子が東京の大学に通ってると聞く。
武藤里伽子は、親友が片思いする相手だけだったはずなのに…。
恋愛要素がたくさん詰まっている本作は、20年以上前の物語ですが、高校生から大人になるタイミングが凄く良いです。
実はこの作品はいろんな逸話があるんです。
・魔女の宅急便の試写会の時に「この映画と同じようなエンディングの作品を書きたい」と作者が感想を述べたところから始まったこと。
などなど。
スタジオジブリでアニメ化されて、結構省略されてしまっている部分もあるのが残念ですが、凄く良い作品なので是非見てください。