推薦!六番目の小夜子
今回、月光堂書店が推薦したい小説は「六番目の小夜子」(恩田陸/1992年)。
『六番目のサヨコの年』
美しい転校生、鍵、文化祭…何が起こる。
・明るく責任感が強い、花宮雅子
・成績優秀でスポーツ万能な美人の転校生、津村沙世子
・クールな秀才、関根秋
・正当な六番目のサヨコ、加藤彰彦
3年に1度、生徒の中からサヨコが選ばれる。
ただし、今回のサヨコはいつもと違う。
サヨコが2人いる。
そして、文化祭で事件が起こる。
「六番目のサヨコ」は学校の中の怖い噂の雰囲気が読み手にも伝わってくるホラー感が良いです。特に文化祭の劇のシーン、生徒が一節毎を読むんですが、なんでもない一節が次第に全体に狂気を包まれていく…凄いです。
恩田陸のデビュー作品で、この後に続く、恩田作品に続くどこか怖いホラー要素たっぷりです。
2000年にはNHK教育でテレビドラマ化にもなりました。鈴木杏、栗山千明、山田孝之、松本まりか、山崎育三郎、勝地涼など今でも活躍中の豪華出演陣です。
ちなみに、ドラマの主人公役の潮田玲(鈴木杏)はドラマオリジナルです。
要チェックです。