推薦!横道世之介
今回、月光堂書店が推薦したい小説は「横道世之介」(吉田修一/2009年)。
青春時代を過ごした大切な日々、
読んだ後、横道世之介に会いたくなります。
・流されやすく熱しやすい、横道世之介
・サンバサークルの同級生、倉持一平
・倉持と結婚した、阿久津唯
・世之介が一目惚れした年上の女性、片瀬千春
・世之介が部屋に入り浸っていた、加藤雄介
・世間ズレしたお金持ちのお嬢様、与謝野祥子
1987年、大学進学の為に上京してきた横道世之介。サンバサークルに入り、年上の女性に一目惚れし、お金持ちのお嬢様に振り回されたり、同級生が同棲したり、1年の青春を過ごして行く…。
読み進めて行くと、1987年と2008年の登場人物が出てくるのだけど、みんなの中心にいた横道世之介が2008年には出て来ない…。
本当にどこにもいそうな、いいやつな横道世之介。
懐かしい思い出が蘇ってくる愛おしい小説です。
2013年に映画化しました。
高良健吾、吉高由里子、綾野剛、池松壮亮、伊藤歩...本当に良い作品です。
アジアンカンフージェネレーションの「今を生きて」がぴったりで良いです。
小説から読むか、映画から観るか、悩むところです。
小説も良いですが、映画も良いです。